仲谷
絆という名の月瑠璃

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仲谷 Highslide JS  
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SAIを勉強たいなら、専門学校で勉強とか、本を買っていっぱい練習とか、方法はいくらでもある。だが、金を支払いたくないなら、どうする?ここで一ついい方法がある:pixivでタグ「講座」があるの作品を探して、すぐ良い講座を見つけます。彼らは私心のない熱心で創作して、多く読者に知恵を貢献する、感謝しなきゃね。私は絵を描けないけど、自分の読者は描けます。私は偶々良い講座を見つけて、彼らに勧める。ある日、講座「主にSAIでアニメ塗りっぽい初心者向け」を発見しました。説明は詳しいし、絵はきれいし、練習しやすいし、とでも良い講座です。もちろん、これを紹介しなければなりません。でもただ講座を紹介するのは勿体無いですね。このきっかけで、作者様も一緒に紹介したいです。この方は今回の主役:仲谷様です。
仲谷様はきっぱりと東方絵師に分類される、pixivで投稿した作品だったり、活動メモだったり、サークル発行物だったり、大部分は東方に関する。作品に対して、仲谷様はただCGを作るだけではなく、漫画やアナログ絵も創る。無論、どの創作種類でも、実力は腕前です。だから絵の閲覧数は多いですし、肯定のコメントにも沢山ある。絵を作るの目的一つは「人で肯定される」、今の仲谷様は既にこの境界を着きました。やりますね。
東方と言えば、女子の間に凝った感情、これは仲谷様の得意分野です。迷い、想い、悩み、人としての葛藤を繊細に描写して、無比のイメージを創りました。今まで色んな絵師様を認識ましたが、人の絆を見事に叙述する創作者は少ない、でも仲谷様はこのような絵師様です。私に感服しました。仲谷様の活動はまたばっかりので、依頼作品はまた少数。時間をくれば、これからの発展はますます期待できそうです。もしこの先はネコさん


私にとって一番優秀な東方漫画家:桜庭友紀様のことです。

と同じく立派な表現を身に付ければ、全世界読者の幸せです。頑張ろうね!
vermilion インタビュー 仲谷
疑問の藍 日付:2010/11/23 回答の黒

自身

◆読者に挨拶しよう!
仲谷です、こんにちは。現在は東方projectの二次創作を中心にイラストや漫画を描いています。pixivでの活動を中心にしていましたが、最近になって個人サークル「リレバ」として同人活動を始めました。
◆筆名「仲谷」、意味と由来を教えてください。
この名前とは別に、漫画雑誌に投稿したりするときのペンネームがあるのですが、そこから一部を切り取って縮めたのが「なかたに」です。漢字には特に意味はありません。別のペンネームは今のところ公開する機会がありませんが、そのうちお見せできるといいですね。
◆サイトの名は「リレバ」です。命名の経緯を説明してください。
「仲・谷」を一文字ずつ英訳して"relation・valley"、長いので縮めて「リレバ」となりました。サークル名も同じです。仲をrelationと訳すのにはかなり無理がある気もしますが…。イベント申し込み用のカットにサークル名を入れるときなんか、英語の方がデザインしやすいのでちょっとだけ後悔してます。
◆なんのきっかけで描く事を目指しますか?
小さい頃からお絵かきが好きだったので、これといったきっかけは特にないと思います。友達や先生から上手だねーって褒められるのが嬉しくて描いていたらそのまま、今まで来てしまいました。
◆一番好きなキャラは誰ですか?
今はやっぱり東方ですね。好きなキャラはたくさんいますが、誰か一番を決めろと言われたら八雲紫です。東方キャラはみんな、二次創作者が思い思いのイメージを投影できる懐の深さがあると思うのですが、紫ちゃんは特にそれが顕著だと思います。内面的にもそうですし、外見も幼女にしたり美人にしたりエロくしたり、何やっても似合うので。
◆どの絵師様が貴方に一番多い影響を与えましたか?
プロの方で影響を自覚しているのは、高河ゆんさん内藤泰弘さん藤崎竜さん黒星紅白さん副島成記さん…あたりが思い付きます。ほかにもたくさんいると思います。でもプロ作家よりむしろ同人作家から受ける影響の方が多い気がしますね、なんとなく距離が近いように感じるからでしょうか。友達とか知り合いもいて照れくさいので、名前は挙げませんけど。
◆仕事や勉強以外のとき、貴方はどうやって時間を作って、自分の絵を描きますか?
今年からは学校でも絵や漫画の勉強ができる環境になったので、絵は四六時中描いています。家にいられる時間が多いので、時間のやりくりには今のところそれほど困りません。でも時間があるせいでかえってダラダラして締め切りは常にギリギリだったり…もっと短時間に集中して描けるようになりたいです。

技術

Highslide JS◆作業環境、皆に見せてくれませんか?
物が多すぎてごちゃごちゃです…もう小学生ぐらいのときからカーテン替えてないのでそろそろ替えたいです。手前がアナログ作業のスペースで、トレス台の上にカルトンを載せて描いています。上にぶら下がってるのは、webカメラです。サボらないようにスティッカムで配信しながら原稿したり。奥が作業用のPCです。ディスプレイがもうひとつ欲しいんですが、このままだと置く場所がありませんね。
◆CG技術はどこで勉強しますか?
特に習ったことはありませんし、ハウツー本の類も持っていません。中学生~高校生くらいのときにPhotoshop Elementsやお絵かき掲示板を触りながら覚えていったと思います。pixivを始めてからは、いろんな方が公開されている講座を見る機会が増えました。こういう使い方もあったのかと発見も多いです。使いながら覚える方法は着実ですが、自分の描き方の範囲内のことしか気付きませんから、こういう講座はもっと積極的に見ていきたいです。
◆貴方のイラストは素敵ですし、漫画もやりますね。お見事でございます!どの原因で貴方に漫画を挑戦させるんですか?
ありがとうございます、私はもともとイラストより漫画の方が描きたいと思っているので。これもずっと子供の頃からなので、あんまりきっかけのようなものは思い当たりません。しばらくはpixivでのイラスト公開よりも、同人誌で漫画を発表する方が活動の中心になるかと思います。
◆漫画の作る手続き、教えてください。
では同人誌の『銀の火』の素材を使って説明してみます。
Highslide JS まず思いつくシーンをノートにずらずらと書き出していきます。台詞主体で考えることが多いです。同じシーンの会話を何度も書いていたりして、結局どれがいいんだかわからなくなることも多いですね。
Highslide JS 次にコマを割っていきます。銀の火のネームを紛失してしまったのでこれはpixivのもこけーね漫画のネームですが、やり方は同じです。すごく小さく書かないと落ち着かなくて、時間が経つと解読できたもんじゃないんですが…まあ忘れないようにメモ程度のものです。
Highslide JS ネームをもとにSAIで下書きをしていきます。紙に直接描いた方が速いんですが、私はコマに絵を収めるのが苦手なのでデジタルを採用しています。手書きだとちまちました画面になってしまいがちで…。拡大縮小や切り取り移動が簡単にできるデジタルは助かります。
Highslide JS 下書きを水色のインクで原稿用紙に印刷したものにペン入れをしていきます。この時点ではご覧の通り、はみ出しだらけだしベタも塗ってません。カケアミは手書きなんだよ! 水色の下書きはスキャンしたときに見えなくなるので、消しゴムかけをしなくていいのが楽ですね。この本では、人物も背景も全部タチカワのGペンで描いています。
Highslide JS それをスキャンして、フォトショップでベタ、ホワイト、トーン、写植を入れて完成です。仕上げ作業は断然デジタルが楽ですね、トーンの削りだけはアナログの味が欲しくなるときもあるんですが…。トーンをそこそこ多めに貼る人なら、二値原稿をアナログで仕上げるメリットはほかにはあまりないように感じました。 表紙イラストは、線画も塗りもSAIで、色の補正だけフォトショップを使いました。塗り方は迷走しすぎてよく思い出せません…。
◆以後は全てデジタルに移行しますか?
もうすぐコミックスタジオの購入を予定していますが、これは下書きと仕上げ作業用ですね。デジタルのペン入れも遊びでなら試してみたいとは思いますが、本腰を入れて描くときは今までどおりアナログのつけペンでやると思います。下書きについても、前回はすべてデジタルで済ませましたが、これから徐々にアナログの比率を増やしていきたいと考えています。下書きでデジタルを用いるのは、主に自分の力不足を補うためなので。
◆一つ作品はどのくらいの時間で仕上げていますか?
うーん…カードイラストくらいのサイズなら二日とか、表紙絵などで行き詰ったものは一週間とかでしょうか。複数の作業を並行して進めることが多いので、正確にはよくわかりません。かけた時間と完成度が必ずしも比例するわけでもなくて、たとえばpixivにある鈴仙の絵「うどんげ」なんかは、たぶん3~4時間程度の絵ですけどなんとなく気に入ってます。
◆描いていて、楽しいと思うところはどのあたりですか?
ペン入れです、線を引いているときが一番楽しいです。特にアナログで髪の毛のペン入れをしているときは幸せです。
◆大変なところがありますか?
顔の下書きですかね…もちろん楽しいところではあるんですが、一度で上手くいくことがあまりないので、何度も描き直すのが大変です。なかなかバランスが取れなくて、何度も左右反転を繰り返しながら描きます。手も苦手ですね、好きなパーツなので妥協はしたくないんですが。あとは背景……修行しなければ。

知恵

◆絵を描く際、特に気をつけていることを教えてください。
背景など無しのキャラクターだけの絵を描くことが多いので、シルエットには気をつかっています。細部を見る前に、パッと見た瞬間に気持ちいい形というか。気持ちいい形ってなんだろうなー、上手く説明できないんですが……なるべく遠目に見ながら構図を決めるのがいいと思います。サムネイルで見映えのする形というか?
◆描くの原則はなんですか?
楽しく描けるかどうかです、それに尽きます。描き終えるまで良いモチベーションを保てたときは良い絵ができます。出来がいいから楽しいのか、楽しいから出来がいいのか…卵が先か鶏が先かみたいな話になってしまいますが。締め切りが危ないとかでない限り、描いていてつらくなった絵は捨ててしまって、始めから描き直すことが多いですね。
◆スランプの時はどうやって抜け出しますか?
最近はスランプだと感じることはほとんどなくなりました。上手くいかなくて何度も描き直すことはしょっちゅうあるので、スランプという言葉を使わなくなっただけのような気もしますけど。絵を描くためには、描く技術だけでなく見る技術も必要です。スランプっていうのは、見る技術だけが先に成長してしまって、それに描く技術が追いついていない状態のことじゃないかなーと思っています。だからスランプで自分の絵に納得がいかないというのは、成長のきっかけだと思います。苦しみながら最後まで仕上げるしかないです。
◆貴方の経験に関して、どんなふうに芸術の感受性を身に着けますか?
絵や漫画に限らず、小説とか映画とか、なんでもかんでもインプットするべきだと思います。作品の外側にあるものを表現するためには、ごちゃまぜに色々なものを吸収しないと駄目です。最近アウトプットに必死でおろそかになっているので反省。
◆どの手法で作品の「イメージ」、及び「通じて伝えたいメッセージ」を読者に伝えますか?
難しい質問ですね…。とにかくキャラクターを丁寧に描く、自分の中のキャラクターのイメージをはっきり持つことでしょうか、特に二次創作ですし。1枚のイラストで全てを伝えきろうとは思っていないので、見る人が好きに想像するためのきっかけとして優れたものが作れたらいいと思います。
◆仕事中のリラックス法がありますか?
音楽をよく聴きます、東方アレンジやゲームのサウンドトラックが多いですね。聴くだけで飽きてきたら、口笛を吹きながらとか歌いながら描いています。ツイッターやスカイプで人と話すのもリラックスは出来るんですが、作業の手が止まりがちなのであまり良くないです。
◆もし依頼要求が原則に損害するなら、貴方の対応は如何でしょう?
今までそういう依頼が来たことはないので想像で話しますが、条件次第だと思います。たとえばグロ等だったらそもそも描けないので断りますが、そうでなければ絵の内容以外…どういった企画に使う絵か、誰からの依頼か、納期、報酬といった周りの条件を含めて描くかどうかを決めます。絵の内容自体が私の好みと合わなくても友人からの依頼ならそれだけで楽しいでしょうし、報酬が良ければそれでモチベーションが保てるかもしれません。完成までやる気を失わずに描ききれるかどうかが判断基準です。まあキャラクターを変に改悪したネタとかだったら、それだけでやる気は起きませんけど。ポリシーと呼べるほどのものはないです。

作品感想

◆去年の貴方は「ちゃんとエロいエロ絵も描いてみたい」と言いましたね。でも今年はもうすぐ終わるのに、ただ一つエロいエロ絵を描けました、超~残念です!まぁこれはともかく、私が言いたいのは:どの機会でエロ絵を描けますか?
よく覚えてますね!! すみません!!! えーっと、ほったらかしの下書きが1枚あるので年内には……? エロは描きたくなったときに一気に仕上げてしまわないと、時間をかけるとやる気なくなっちゃいますね。なので漫画とか時間のかかるものは難しいです。たまに唐突にpixivに上げることがあるかなーという程度なので、あんまり期待せずにお待ちください…。
◆最初にpixivで投稿した絵は百合、漫画も百合、複数の女性が出る作品のタグは絶対百合。貴方にとって、百合はどのような存在ですか?
先に断っておくと、「百合」タグの多くは私が付けたものではありません。百合嫌いの人が見たら気分が良くないかな?と思った絵には自分で付けることもありますが、ただ女の子が二人並んでるだけで「百合」タグを付けられてしまうのはちょっと心外です。多くの絵描きさんが悩んでらっしゃることのようですが、pixivでは仕方ないことだと思って諦めてます…消してもすぐ付けられちゃうし。私が百合を多く描いているのは、ただ単に女の子を描くのが楽しいということと、キャラクター同士の関係性を描きたいと思っていることが原因です。単純に東方だとキャラがほぼ女の子だということもあります。関係性を深く、あるいは見ていて面白いように描こうと思うと、恋愛だったり恋愛に見えるものになってしまうみたいです。私は友情や信頼と恋愛の間にさほど明確な違いがあるとは思っていませんし、百合じゃなきゃいけない!と思って描いているわけではありません。数年前までは男の子同士がいちゃいちゃしてる絵ばっかり描いてましたし…。
◆貴方も小説「東方忘月譚」のイラスト担当ですね。この経験があれば、以後、ラノベのイラスト依頼も問題ないと思う。小説のイラスト担当について、感想を教えてください。
テーマや状況など、制限のある絵は描いていて楽しいです。自分一人では描かないような構図になりますし、決められた枠の中でどう自分らしさが出せるかというのは勉強にもなります。一から人と打ち合わせながらものを作るのはあまり得意ではないのですが、この挿絵のような、与えられたテーマに対してこちらから投げ返すという距離感での共同作業は心地よかったです。

代表作「主にSAIでアニメ塗りっぽい初心者向け」

◆詳しい内容、明白な説明。これがあれば、一般の塗り教科書は必要ないです。作るの発想を教えてください。
友人とか、ツイッターの知り合い数人に描き方を教えて欲しいと言われたので作りました。だからもともとほんの数人に宛てたもので…こんなに反響があるとは思っていなかったので正直ビビッてます。
◆講座を作るとき、特に困難なことがありますか?
普段特に意識せずにやっていることを言葉にするのは、思っていたより難しかったです。あとは、まだほとんどデジタルで絵を描いたことがない人にも役に立つようにするためには、どれくらい丁寧に説明したらいいのかと悩みました。
◆講座のご感想、ぜひ知らせてください!
ほんと、あの…あんまり信用しないでくださいね…。ちゃんと勉強して描いてる人から見たらおかしいところもかなりあると思うので、いつ馬鹿にされるかとビクビクしてます。結果的に多くの人の目に触れることになったので、これをきっかけに私の絵を見てくれた人も多いようでそれは良かったです。
◆将来に他の講座を作るでしょうか?
うーん…今はこの講座の通りの描き方はしていないんですが、かといって人に説明できるほど安定した描き方を確立できてはいないので、今のところ新しく作る予定はありません。色々と塗り方を模索中で1枚ごとに描き方が変わっているので…ひとつひとつのメイキングならやろうと思えばできるでしょうが、まとまった講座は今は無理ですね。

気に入っている作品

◆今までに描かれてきた作品の中で、気に入っている作品はどれですか?
先日はじめて発行した同人誌の『銀の火』はもちろん思い入れがあるのですが、これは別格として。pixivにあるものだと「紫境」でしょうか。「火車」も気に入っています。私のイラストはそれ1枚を深く見てもらうようなものではなく、キャラクター達のことを考えてもらうためのきっかけでありたいと思っています。この2枚はそうした想像力を刺激するという意味で上手くいきました。
◆作品「紫境」、ここでメリーとゆかりの関係は実に興味深いですね。
この絵のモチーフになっているのは「紫鏡」(「紫境」ではないです、注意!)という日本の都市伝説です。「紫の鏡」という言葉を20歳になるまで覚えていると死んでしまうとか呪われるとかいう他愛も無いお話です。スキマの形をした不吉な紫色の鏡、そこに捕らえられたメリーが鏡の外側を見入っている。そしてメリーを元の場所に引きとめようとする手。そんな感じで、どうにでも想像を広げられそうなモチーフをばら撒いてみました。メリーとゆかりの関係についてはまだはっきりとした説は持っていませんが、いろいろ想像したり、そこにどう蓮子が関わるか考えるのは好きです。
◆作品「火車」、もし本当にこの絵の通り発展するなら、東方の主人公は別人になるでしょうね。
死体を持ち去る妖怪”火車”としてのお燐を描いた絵です。霊夢と魔理沙はもちろん本当に死んでるわけじゃないでしょうから、死体ごっこに付き合ってあげてる感じでしょうか。彼女達の戦いも弾幕「ごっこ」ですし。意味のある遊び、見立て、そういったものが東方世界の重要な要素だと思っています。絵的には背景の炎がちょっと和風になって気に入っています。
◆貴方のイラストは立派ですし、漫画にも負けないくらいクオリティを持っているね。漫画として、「銀の火」もはや貴方の代表作でしょう。作るの発想を教えてください。
pixivでいろんな方のレミ咲の作品を見ていると、どちらかというと咲夜さんがレミリアのことをすごく好きだという構図が多い気がしたんです。それももちろん好きなんですが、私はレミリアの方が咲夜さんにぞっこんだっていうレミ咲が見たくて。そういうイラストを描いているうちに、レミリアの気持ちを受け入れる側の咲夜さんの葛藤を、まとまったストーリーで描いてみたいと思うようになりました。
◆今回の主役はレミィと咲夜、二人の葛藤と絆を絶妙的に描写する。お見事でございます。プロットの設定経緯をぜひ教えてください。
ひとつ前の回答の経緯とまた別に、妖怪と人間の寿命の違いについても描きたいと思っていました。二つとも描こうというのは欲張りすぎかとも思ったんですが、この二つのテーマの相性がいいので、寿命の違いがあるがゆえの恋愛感情みたいなものが描けるんじゃないかと。あとは、両思いなのにすれ違っている話が描きたかったというのもあります。
◆44ページの量、読者はきっと大満足ですよ!よくこのような多く内容を完成させましたね、お疲れ様でした。ページ数量はもちろん、他に困難なことがあるのか?
表紙の塗り方に悩んでなかなか完成しなかったことでしょうか。あとは締め切り間際になって漫画のアルバイトが入ってスケジュールが狂いまくったり…これは作業量の話ですね。ほかの苦労というとあまり思い出せません、結構スムーズに作業できたと思います。(過ぎた苦労は忘れてるだけのような気もする)
◆心に感じたことや思ったこと、教えてください。
いつものことではあるんですが、描いている間は自信満々になったり全然面白くないように思えたり、とても不安定な落ち着かない気持ちでした。たくさん宣伝もしたので、これで失敗したらかっこ悪いなーとか。イベント当日にたくさんの方にスペースまで来ていただけたり、その後も感想をいただけたりして作ってよかったと思っています。それにネットでの同人活動でも出来ることはたくさんあるんですが、やっぱり本を出すのは特別だという意識が強かったので、これでやっと同人仲間に入れたっていうような思いもあります。

最後

◆以後はどの技法で挑戦しますか?
とりあえず描き始めてから考える性質なのでなんとも言い難いですが…今は線を少なめにして、レイヤー1枚で厚塗り気味に塗る方法で描いてみています。カラーもいいですが、モノクロの技術を磨きたいですね。あとは、イラストじゃなく漫画の画面構成とか。
◆これからの野望を教えてください。
同人誌をたくさん作りたいので、そのための生活環境を整えたいです。絵や漫画で生活費を稼げたら理想ですが。とりあえず身近な目標としては、オリジナル作品を発表する機会を作りたいですね。来年のはじめの方に何かできるかな?
◆最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
読んでいただいてありがとうございました。私は結構自分のことを話したがる人間なんですが、普段あんまりべらべらと話すチャンスもないのでこのインタビューは楽しかったです。見てくださってる方の評価があるからこそ描き続けられます、これからもどうぞよろしくお願いします。
◆仲谷様お疲れ様です。ありがとうございました。