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紹介 |
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山田孝太郎先生は漫画家、イラストレーター、そしてキュートキャラ(自画像より)、三位一体である方なんです。代表作は「ファイアーエムブレム 覇者の剣」、今は漫画「聖剣の刀鍛冶」を連載します。絶妙な絵柄の故に、萌え感でも可愛い分でも怖さでもエロでも問題なく出せる、読者たちに魅了する実力があります。漫画家ですけど、山田先生のイラストにも伊達じゃない。単行本の表紙はもちろん、ライトノベルの挿絵、公表したイラスト作品、漫画に負けないくらいレベル、イラストレータで自称でもオーケーです。
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インタビュー |
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2011/12/7 |
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イントロ |
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山田先生こんにちは。まず読者に挨拶しよう。
PN「山田孝太郎」なんか本名っぽいね。
本名です。覚えやすい名前だしこれでいいかなーと、軽い気持ちで。
HP「++アストロラーベ++(Astrolabe)」、この名を付けるの理由はなんですか?
アストロラーベとは古代の天文学者や占星術者が用いた天体観測用の機器のことです。船乗りはこれで星を測り、針路を決めていたとか。HPを作った頃、連載していた月刊ジャンプという雑誌が休刊になってしまったんですね。これからどこでどんな仕事をしていこうかと悩んでもいたので、道しるべがほしいなという気持ちからこんな名前をつけてみました。
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漫画製作:人物 |
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1 |
キャラの下書きです。僕の場合出来るだけ丁寧に描きます。丁寧に描いておいて、ペン入れの時はどれだけちゃんと下絵に近づけられているか、下絵と比べながら描きます。
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ペン入れです。下絵をトレースして別の紙に描きます。(下絵に直接描くと、消しゴム作業が面倒なのと、下絵とペン画とを比べることが出来なくなるので)このコマはピグマを使っています。ピグマは軽やかな線に出来てよいです。しっかりした線にしたいときは丸ペンを使います。Gペンとかはあまり使いません。
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3 |
線画です。特に何も考えずに描いてます。
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青鉛筆で影を入れます。
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影にトーンを貼って完成です。
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技術 |
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白黒原稿はすべて手作業です。トレース台の上で描いてます。カラーイラストはパソコン(Mac OS X)で色を塗ってます。Photoshop CS5を使っています。
描く技術はどこで勉強しましたか?
独学です。やはり、たくさん描くことで学ぶものかと思います。小さい頃、藤子不二雄先生の『まんが道』や石ノ森章太郎先生の『マンガ家入門』を読んだことも勉強になってます。
一つ作品はどのくらいの時間で仕上げていますか?
イラストは、線画に1日、色に1日…とかです。でも描く絵の難しさによって全然違いますね。もっと早いときもあるし、1週間かかるときもあります。漫画は、MAXで月50ページくらい描けます。最近はいろんな仕事をやっているので、あまり多くは描けませんが。
描いていて、楽しいと思うところはどのあたりですか?
気に入った作品が出来上がったときは気持ちいいですし、読者さんに喜んでいただけたときは本当に嬉しいですね。
大変なところがありますか?
時間がいつも足りない所です。締め切りに間に合わせるために妥協しなくてはならないときが、ものすごくつらいです。
アシスタントとか使いますか?
イラストはほぼ一人での作業が多いです。背景があるときは手伝っていただいたりも。
アナログで描きますね。デジタルを導入する予定がありますか?
いずれそうする予定です、表現の幅も広がりますし。いかにもなCGっぽい感じにはしたくないので、デジタルにしてもいまと原稿の見た目はあまり変わらないかもですが。デジタル移行してがっかりされないように、いままでとそう違和感ないようにしたいとは思います。
もし3Dソフトを使ったら、背景の作るとか楽になるかもしれませんね。
これはもうスタッフ次第になります。今背景を描いてもらっている人はずっと手作業のひとなので、その方が早いし質もいいのでそのままやってもらっております。
良い人物を描けるキーポイント一つはポーズです。ポーズの見解を教えてください。
いいなと思ったイラスト、映像、画像、あらゆるものにヒントがあるはずと思い、刺激を受けるようにしています。あとフィギュアをいろんな角度から見てポーズ考えたりもしますよ。
女性のセクシュアリティーを出させる奥義は一体どんなものでしょうか。
僕はあんまり得意とも思わないんですけどねー…しなやかさ、やわらかさ。まだまだ勉強中ですけど、プニプニっとした肉感などはもっと出せたらいいなと思います。
絵柄の見解を知らせてください。
へんなクセがつかないように、常にフラットなかんじでいたいです。月刊ジャンプで描いていた頃は自分のなかでいろんな実験をしていて、凄く描き込んだ絵柄の時期もありましたが、いまは漫画として多くの人に読みやすいものというのが大前提で描いてます。「漫画として上手い」と言われるのが嬉しかったりしますね。
低い彩度だから穏やかなイメージを作れました。これが山田先生のスタイルなんですね。
薄い色だと失敗しにくい…かも(笑) 色塗りはそんなにやる機会がないので、勉強不足ですねー。もうちょっと透明感のある色塗りができたらなといつも思ってます。
これからどの技法を挑戦したいか?
白黒原稿もデジタルでやれるようにしていきたいです。表現の幅を広げたいですね。
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漫画製作:背景 |
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1 |
アシスタントさんへ指示を出します。この背景は『聖剣の刀鍛冶』に出てくる軍国です。巨大な城壁があるという設定なので、フランスの城塞都市カルカソンヌの写真などを参考にして描いております。
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僕のラフを元にアシスタントさんが清書していきます。
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ペン入れが終わったので、僕が青鉛筆で影を入れました。
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青い所にトーンを貼ってもらって完成です。
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知恵 |
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描く仕事中のリラックス法がありますか?
昔は息抜きにゲームとかやっていたんですけど…いまはひたすら集中して仕事していますね。目の前にパソコンはついているのでネットのニュースなんかは見たりしながら。ツイッターもいい気分転換ですね。
スランプの時はどうやって抜け出しますか?
頭が煮詰まっているときはもう寝るしかないですね。リセットされた頭だと仕事もはかどります。あとどうしても絵が描けないときは、昔の自分の絵をトレースして描いたりもして、感覚を思い出すようにしたりもします。ずっと長いこと描いてるとへんなクセとかついてくるんで、そういうのがないフラットな状態で、どんな絵にも対応できるようにいつでもいたいなと思っています。
もう毎日ずっと描いていますよ、あまり遊んでいないです(笑)
絵を描く際、特に気をつけていることを教えてください。
基本ですけど、デッサンが狂わないよう原稿の裏から透かして見たり。
描く原則はなんですか?
自分が描きたい絵よりも、読む人に楽しんでもらえる絵っていうのを心がけてます。
もし依頼要求が原則を損害するなら、対応は如何でしょう?
依頼は色々来ますけど、そんなに何本も連載もできませんし、申し訳ございませんがお断りすることも。
なんの手法でイメージを伝えますか?
コミカライズの仕事もそうですし、版権イラストのお仕事なども特にですが、その作品への敬意をきちんともって描かせていただこうと。あたりまえのことですけれどね。
どんなふうに芸術の感受性を身に着けますか?
いろんな物、形に興味をもって、それを自分の手で再現してみたいと思うことです。
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イラスト製作 |
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1 |
『聖剣の刀鍛冶』6巻のカバーのメイキングです。まずなんとなくのイメージをスケッチしたとこです。今回はこの手前のセシリーのメイキングになります。 キャラの顔周りは大事なので、少し大きめに別の紙に下絵を描いてみたりもしました。イメージを固めるため何枚かスケッチを描いてみたりもしますね。
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2 |
カバーは一番大事な絵なので丁寧に下絵を描いていきます。下絵が出来上がったら拡大コピーして、それをトレースしながら清書します。ペン入れにはピグマ(サインペンみたいなやつ)を使っております。
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3 |
線画をパソコンに取り込み、フォトショップで部分ごとにベタ塗りをした状態です。大まかに、薄めな色で塗っています。これで下準備ができたので、どんどん色を重ねていって雰囲気を作っていきます。
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顔のアップです。透明感が出るように、毛先に肌色のグラデーションをいれたり、まぶたも白くフワっとグラデでお化粧してみたり。赤い髪の毛なら、対比する緑色で影にグラデをかけるなどしてもいいですよね。色に深みが出ます。あらかじめ線画抽出しておいて、線の色なども髪の線なら濃い赤にしてしまったりします。そこはお好みで。輪郭線は強めに見せたいので黒く太く残したりします。
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5 |
腰のあたりまで来ました。肌にはピンクのグラデをつけて柔らかさと艶やかさを加えます。
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作品のこと |
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今までに描かれてきたイラストの中で、一番気に入っているのはどれですか?
う~ん、決められない(笑) 最近だと… ゼノブレイドの設定資料集に描いたフィオルンの絵、 週刊新マンガ日本史20号の表紙用に描いた上杉謙信の絵、聖剣の刀鍛冶4巻の表紙のアリアの絵、などが特にお気に入りです。特別これらにした理由もありませんけど…客観的に見て評価が高そうな物ということで。思い描いていた絵がきちんと仕上がったとき、すごく気分がいいですよね。気に入った絵は自分で描いたのにしばらく眺めてしまったりもします。
漫画の方は?
これも決めれませんね、どれも大切なので。 ファイアーエムブレム覇者の剣は初めての連載ですべてが大変だったけど、漫画を読んでもらえるというのは素晴らしいことなんだなと感動したものです。聖剣の刀鍛冶も、まだ連載中ですけどとても手応えがあります!
先生にとって、絶対に関わらない内容がありますか?
特に考えておりません。今の状況がいい感じなので、これからも興味のあるお仕事は色々な部分に挑戦していきたいです。
先生の最新漫画シリーズは聖剣の刀鍛冶ですね。漫画化の依頼はどの機会で来ますか?
2008年の11月ころにアライブ編集部さんから僕のHPのほうにご連絡いただきまして、題材がまず凄く自分好みでしたのでやってみたいなと。そのころはしばらく連載をやってない状況でしたので、すぐにでもちゃんと仕事がしたい!という思いもありました。それと担当編集さんがとても熱意のある誠実な人だったので、この人と仕事がしてみたいと思わされた部分もあります。担当編集さんに初めてお会いしてからもう3日後くらいには連載が決定していました(笑)、ご縁があったということですね。
おお!触手まで登場しましただと!
触手については勉強中です(笑)なんかエッチなもの、ですね。そういえばメディアファクトリーの編集さん(女性)の触手に対する考察レポートを読んだことありますけど、その人は『風の谷のナウシカ』のオームの触手がナウシカに絡みつく所が原体験だとおっしゃっていてなるほどなーと思いました…
そう言えば、第一話の中にモザイクが付けるシーンですが…
このシーンはギャグですから(笑) 中世騎士物語でいきなりモザイクとかだしていいのかなとは思いましたけど。
新刊が拝見しましたよ。内容は過激ですが、壮大なシーンだったり、素敵なキャラ描写だったり、豪快なバトルもある。非常に上達しましたね、感服です。
ありがとうございます、『聖剣の刀鍛冶』5巻は思い入れがありますね。原作に応えようと頑張りました。いろんなシーンがあって、内容が濃くて、でも描ききったぞと手応えもありました。
原作付きの作品を手がける事が多いね。
物語を作るのが苦手なので、作画に特化したほうが自分も楽しいし、理にかなっているかなと。
どうやって原作の世界を具現化するのか、教えてくれませんか。
原作をよーく読み込んで、頭の中で映像にしていきます。原作者さんも気軽に世界観の疑問に答えていただけるので、あまり困ることもないです。もちろん資料もいろいろ集めつつ。
改編の作品について、キャラと世界観とプロットは原作と同じの前提で、読者に興味を起こさせるのは至難の業でしょう。
基本的に原作通りがよいと思います。読者もそれを望んでいるのは当然です。ただ、漫画というジャンルに翻訳する上で読みやすくするための細かい再構成は必要です。また、ずっと何十年も連載できるというならいいのですけれど、そういうわけにもいきませんから、漫画版もひとつの作品としてちゃんとまとめるためには大きな再構成も必要となってくる時があると思います。でないと途中で連載が終わりになってしまい、折角の話の伏線なども放り投げたまま完結させなければいけないという事態にもなってしまいます。
単行本の表紙を作る時、特に注意した点はなんですか?
単行本のカバーって一番大事だと思うのでそれぞれのキャラの一番かっこいい絵、インパクトある絵を目指しますね。あとちゃんと顔が見えるようにとか、巻ごとの構図やポーズがかぶらないようにとか…
カバーだけじゃなく、他のイラストも凄く良いと思いますよ。
ありがとうございます。まずは読みやすい漫画であることを意識しつつ、「ここしっかり描きたいな」っていうところはもう思う存分描いてます。
同人誌を描け予定がありますしょうか?
人から頼まれてちょっとだけ寄稿することはあるかもですけど、基本仕事でいっぱいいっぱいなので予定はないですね。時間と気持ちに余裕ができたら…。仕事の方で結構過激なシーンも描けちゃったりしますからね、あんまり欲求が生まれないんですよね。もしくはゼノブレイドのイラストを描いたときとかは、「制作者の方々に感謝しなきゃー!」って気持ちで描いたりしましたが。
先生の描く女性の顔はなかなかいいですね。幼女でも少女でも、私たちの好みなんですよ。
ありがとうございます。普通に自分の可愛いと思ったものを基準に描いております。その時々で流行の絵ってのもじっくり研究したりもしますし、自分の絵もそれらの基準に照らして負けないくらいに可愛くなるよう何度も描き直したりします。
女性だけじゃなく、男性の顔にも凄いです!イケメンとか、邪険なボスとか、オヤジとか、政治局員とか、どれでも緻密な容貌描写を持つ、やるじゃない。
個性的な顔をかくというのも大好きで、そういうチャンスに恵まれてるのはありがたいなと思います。特にしわくちゃな顔などは描いててワクワクしますね。ロマンがあります。そのキャラの歩んで来た人生の中でいろんなことがあり、それがシワとして刻まれてきたんだろうなと想像してしまいます。
美形キャラが作れる上に醜悪なキャラでも作れる、これこそ美を理解できる絵師さんと思うよ。どの方法で人物の醜悪を出させますか?
人のシワって描くの面白いんですよ。刻んできた歴史が見えて。筋肉とかもそうだけど、それをちゃんと描くことで迫力でますよね。あと醜悪でいうなら、その場の湿度や匂いなどの臨場感を感じられるように…よだれ、息、皮膚の質感などを描いてやるとかですかね。
人物以外に、山田先生の描く生物も素敵ですよ。人外だったり、龍だったり。
まずなにか描けないものがあるのは嫌ですよね。なんでも描いてみたいし、なに描いてても美しさ、楽しさはあるし。生き物、馬とか竜とかでも人間と同じで、まず上手い人の絵を色々見て「こう描きたい」ってビジョンをもてたら、あとはいっぱい描けば慣れて自然に描けるということなんじゃないかなぁと。
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世間話 |
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なんのきっかけで描く事を目指しますか?
幼い頃から絵を描くのが好きで、自然とそうなりました。ちゃんと仕事にしたいと思ったのは高校くらいからです。
絵を描いてることに対して、友や親戚の見解は?
応援してくれていますよ。特に父は本が大好きなので、周りによく宣伝しているみたいです(笑)
一番好きなキャラは誰ですか?
お米軒先生ですね、アシスタントしてもらってますが今度同じアライブという雑誌で連載します。あとは昔同じ月刊ジャンプで描いてた 葉生田采丸先生は近所なので、たまにご飯一緒したり。それからコミックフラッパーで最近連載をはじめた柳井伸彦先生も、勝手に弟のように思っております(笑) パーティーでお会いしたらお喋りする人とかはいますけど、ちょくちょく会ったりする人はあんまりいないです。
HPの中に 凄い画像が発見した!手の鎧を付けて漫画作業するね。
ギャグです(笑) 秋葉原の『武器屋』ってお店で買いました。こういう現物っぽいものって、そばにあるとワクワクします。なんで撮ったかといわれると、まぁ中世ヨーロッパのファンタジーの作品を描くのが好きですよーという自己紹介…ということです。
誰だって人だよ、という意味で考えてます。僕は誰かと比べることで力にすることがあるんですね。あの人はこんなにうまい絵を描けるんだから、僕もがんばろう!とか。そういう競争心で自分を励ましています。
どうして漫画家になりますか?
いろんなものを描くのが好きで漫画家になりました。キャラクターも漫画だといろんなポーズ、いろんな表情描けて楽しいです。あとイラストレーターさんは僕より巧い人などたっくさんいますけど、僕は漫画の構成力、読んでもらうために必要な総合的な技術では負けないぞ!という気持ちで頑張っています。
刀集めるのが好きと聞きますね。
いえ、ほんとたいして集めてないですよ。数本だけ手元にあって、重みとか質感とか感じながら描けるといいなと思います。 帝国ホテルの中とかに こういうお店がありまして、本物の美しい刀を眺めたり、お店の人にお話を伺ったりもします。
ちょっと気になるが、日本刀と西洋剣、どっちが好きですか?
うーん、どちらも好きですね。いまは刀を題材にした漫画描いてますけど、ひとつ前はレイピアがいっぱいでてくる三銃士もの描いてましたし…
そう言えば、好きな異性タイプはリサ、だからロリコン…うひ!正解でしょうか?
あんな小さい子はだめですよ!(笑) リサのように一途に尽くしてくれて、添い遂げてくれるっていいなぁと。家庭的なところもよいです。
山田先生は結婚しましたね、おめでとうございます。お妻さんはきっと美しいロリ…じゃなく…女性なんでしょう。
ありがとうございます…あ、えっと、奥さんはちゃんとリサに似てると思いますよー(笑)
花粉症に困るみたい、花粉症のせいで不便なことがありますか?
鼻をかみすぎてボーっとしちゃいますよね…でも大丈夫、原稿はよごしません!
似顔絵はかわいいね。お持ち帰りたいです、和みますよ。
いつも眠たそうにしてる顔です。簡単に描けていいですね~僕も描いてて和みます、ちっちゃい人形みたいで。並べて飾っておきたいですね。
口がいないだから無口な方でしょうか?
聞いてる方が好きなタイプです(笑)
何故メイドが好きですか?
従順な雰囲気だから癒されるのかな(?)あとフリフリした飾りとかが可愛くてツボなのかな…
ゼノブレイドを遊びましたね、この理由で高くレベルのイラストを拝見されます。ある意味でゼノブレイドを感謝しないといけないね。
ネットの評価がすごく高くて興味をもって、遊んだらすごくハマっちゃいましたね。スーパーファミコンのころの、RPGにワクワクしていたころを思い出させてくれるゲームでした。 こちらの日記に感想かいたりしましたけど、公式の設定資料集にイラスト寄稿させていただいたり、そのご縁で制作の方々ともちょっとお知り合いになれたり、このゲームはほんと人生の中で大切な一本になりました。
テトリスも遊べるらしいね。実力はどの辺かしら?
それなりに強いと思います。テトリスDSのwi-fiレートも最高で8000とかいきましたので。でもやっぱ連載してるとプレイしてる時間もなく腕が落ちてきてるかも…
「漫画家になるなら、規則正しい生活は無縁です」とよく言われますけど、先生の場合は如何ですか?
出来ていないですね(苦笑) 調子がいいときに描いておきたいですし、どうしてもダラダラしたあとでようやく集中力が上がってくる…ということが多いです。
漫画家には机に向かっている作業ばっかり、お体についてはきっと大変なんでしょう。
ずっと机に向かってばかりでは心が枯れてしまいますから、上手く時間を作って充電しなくてはいけませんね。いい絵を思いつくためにも、いろんなものを見たり経験したりしなくてはいけないと思います。体調面でもよくないので、日頃からなるべく散歩など出来るようにしたいと思っております。
締め切り期日の前に、漫画家はよく修羅場モードを入りますでしょう。先生もこんな感じですか?
修羅場になると、どうしても睡眠は短くなってしまいますよね。ツライです(笑) でもある程度は寝て回復した方が描けるときもありますから、その場その場によりますね。
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最後 |
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作風はやっぱり中世ヨーロッパのファンタジー的なものを出来たらこれからもやっていきたいです。並行して、すでにいろいろ手を出していますけど、いろんなものをなんでもやりたいです。でもオリジナルよりは原作ありなものを基本やっていく感じです。役割分担として自分にはそれが一番求められていますし、自分もそのほうが楽しいですし。あとパソコンの作画などもっと研究してみたいですね。
絵を描く意味、知らせてくれませんか。
もちろん商売でもありますけど(笑) 小さい頃から積み重ねてきた絵に対するプライド、研究心、職人魂、とかでしょうか。
最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。毎日コツコツと漫画について研究して、デビューから10年なんとかやってこれました。これからも応援宜しくお願いいたします。
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