鵜飼沙樹
高く飛ぶ褐色妖精
       

紹介

pixivは良い場所ですね、多く作品を認識できますし、多く絵師様を見つける。絵師様にもっと知りたいなら、彼のプロフィールでツイーターやホームーページやブログのリンクをクリックして、彼のことをすぐ分かる。でも例外がある:ツイーターを使えない、ホームーページとブログなし、このような絵師様もある。この理由で、一般の方よりもっと紹介したいです。今回紹介する絵師様はこのような方です。この方は華麗な作品をいっぱい作りましたし、PVのイラストも担当するし、大人気の方ですよ。この方はここで自身の知恵や知識を読者に話す、ラッキーです。ここで紹介する:鵜飼沙樹様。
鵜飼沙樹様、主にpixivで投稿する、偶々依頼を受け取ります。HPやブログやツイーターは一切なし、多く神秘感を持っている、正体不明の強者さんです。鵜飼様の特色は「鎖の少女」で説明できる:濃い色、憂鬱の表現、退廃的な雰囲気、世間の初音ミクさんとはまったく別のイメージですが、これも耽美の一種。これだけじゃなく、鵜飼様の絵は普通にこんな感じ。でも、流行する絵柄より、鵜飼様の絵はまるで違う体験を感じされる-率直に言って、一般的な絵に関して足りない感受はここで悟る。私にとって、これこそ楽しめるスタイルです。同人のテーマより、鵜飼様はオリジナルのほうが好きです。大胆の色使い、華麗なイメージ、読者に目を離されない。その上に、複雑でも主体に隠さないイメージ構築とか、重点を完全に展開させる構図設計とか、読者を徹底的に感服される。
インタビュー
2011/3/24

イントロ

筆名「鵜飼沙樹」、意味と由来を教えてください。
本名です。なんだかどんなペンネームを付けても後で後悔しそうな気がして。それだったらもういっそのこと本名でいったる、と思い。何か良いの思いついたらそれにしようと思っていたのですが、本名だと言うといつも「ペンネームっぽい」と言われるので、まあこれでいいか…とずるずると使い今に至ります。
Pixivで使えた画像C.C.ですね。どうしてこれを選びますか?
前にブログをやっていた時に描いた絵ですね。デジタルで描きはじめの頃だったと思います。何かプロフ画像に使えるやつないかな~とPCを漁っていたら、これちょうど収まりが良いな、と。あ、もちろんC.C.は大好きなキャラです。
一般の絵師なら、ホームページとかブログとかありますけど、貴方は全然持っていませんね。どうしてホームページやブログを作りませんですか?
いえ、絵を発表する場として最初に選んだのがピクシブでしたので、HPを作っても同じ絵を上げるだけであまり意味が無いかなと。あと時間が無いのと。最近は同人や商業のお仕事もさせて頂けるようになったので、活動履歴的な意味で暇ができれば作りたいと思っています。やっぱりその方がお仕事も頼みやすいそうですし。

描くこと

イラストの作る手続き、教えてください。
ごめんなさい、文字だけで失礼します。
① ラフを描く。
② 下に一枚別レイヤーを作って適当に全体の色を置く。
③ ラフと色レイヤーを統合する。
④ 塗っていく。塗っていく。塗っていく…。完成!
…別に説明するような大層なことしてないですね。線画は基本的に描きません。趣味で好きに描く時はラフも描かないんですが、お仕事のときはどうしても先方にラフを提出しなければならないので、最近は描き気味です。以前はパーツ毎にレイヤー分けもしていましたが、PCのメモリが足りなくて仕方なく統合していました。その名残で、いわゆる「厚塗り」と言われる今の書き方になったと。
CG技術はどこで勉強しますか?
特に学校などには行っていません。あらゆるものから情報を得て、「あ、これいいな」と思ったらインプットしてます。
一つ作品はどのくらいの時間で仕上げていますか?
大体ピクシブに上げているようなものは一週間程でしょうか。「文学の女神様」の様に1280*720というサイズの小さいものや、人物の立ち絵等は一日程です。
主にSAIで使いますね。以後は他のツアーをやってみないか?
デジタル描き始めの頃はフォトショップでした。でもSAIを友人に教えてもらい、試用期間だけなら…と思い使ってみるとすごく使いやすくて。あと軽くて。使い始めの頃はまさか買うとは思っていませんでした。今はPCのメモリも増強したので、金銭的に許されれば、SAIを補う位置で使ってみたいです。
メモリの部分はちょっと説明してくれませんか?
結構古いパソコンでして…。“パソコンは日進月歩だよ!”って言われるんですが、まだ使えるのに買い換えるのに抵抗がありまして。もったいなくて。エコエコ。メモリは許される限界まで増築したのですが、幅6000pixとかで描くとよく操作を拒否られます。特に変形や解像度変更、レイヤーの統合、フィルタの処理に多いっぽいです。
描いていて、楽しいと思うところはどのあたりですか?
肌とか顔とか鎖骨とか中手骨とか肩甲骨とか腸骨とか(ry。要するに骨があって少しごつっとしている所です。描いてると萌えます。人体は神秘。あと光と影の合間とか。
大変なところがありますか?
背景が苦手なんです…。写真集とか写真とか参考にしていますが、書いていくうちに上達するのを待つばかりです。
キャラ描くに対して、どのようなキャラは最困難ですか?
男性が苦手です。女の子は描いていて楽しいんです、ふにふにしてて。そういうわけで男性を描き始めたのは最近ですが、この頃やっと男性を描く楽しさの扉を開けました。
以後はどの技法を挑戦したいか?
空気感を出せるようになりたいですね。私の描く絵は、良くも悪くも平面的なので。大体がキャラクター主題ですが、背景が主題の絵もいつか描いてみたいです。
 

鎖の少女

どのきっかけで原画役を担当しますか?
これは作曲者さんののぼる↑さんから直接ご依頼を受けまして。一般的に、ボーカロイド系の動画を作るときは「ピアプロ」というサイトで絵師さんを見つけてくるのが定石の様なので、まだ投稿枚数も少なかった私の絵を見つけて依頼して頂いて、とても光栄でした。
絵の設定経緯、ぜひ知らせてください。
親の言いなりになっている人形状態からの開放、という強いコンセプトが曲にあったので、基本的に皆目が死んでます。そして最後のどや顔に持ってくる、と。
歌、PV、そして原画役の感想、教えてください。
私の絵をうまい具合に動画に昇華して頂いたと思っています。カラオケや着うたにもなりまして、喜ばしい限りです。なんと、フィギュア化までして頂いた方がいらっしゃいまして。絵師冥利に尽きます本当に。…フィギュアっていつか作れたらいいなあ。
 
 

Klotho,Lakhesis,Atropos

今までに描かれてきた作品の中で、一番気に入っている作品はどれですか?
「Klotho,Lakhesis,Atropos」という作品です。”コントラスト強めに彩度は低く”という色調が好きで。なので、お仕事等で”彩度高めの明度高め”の絵を描くときはとても苦心します。
これは貴方が描くした、Matrica様の作品「PARCA」のCDジャケットですね。素敵の色彩です。
これは特にイラストに関して「こんな感じで」というのは頂かなかったので、2曲程デモを聴いてそのインスピレーションから描きました。「砂」「旅人」「魚」という単語が浮かんだので、それを形にしていった結果があんな感じです。
構図の設計経緯を教えてください。
なんでだったでしょうか…。とりあえず「砂を泳ぐ魚に乗ってる角の生えたお姉さん」を描いていって、其れがいつの間にか魚が三匹になって、空中になって鳥が飛んで、という具合です。最初から構図を決めて描いていくというのはあまり向いていないので、描き進めていくうちに画面を埋め足していったという感じですね。
描く際に困難なことがある?
やっぱり背景です。荒涼とした荒地みたいなのを描きたかったんですが…難しい。背景描ける方は尊敬します。自分には無い領域です。
心に感じたこと、読者に知らせてください。
まだまだだなーっ、と。いや、どの絵を描いているときも思うのですが…。基本的に描いている時って、画力の無さを痛感し続けているんですけども、そこを試行錯誤して、新しい領域を開拓したり、スキルアップしていくことが、絵を描き続けていく上での楽しさのひとつだと思います。
 
 

カレイドメイズ

湖山真様の小説「カレイドメイズ」のイラスト役は貴方に担任されるんですね、おめでとうございます!これからラノベの読者を征服・・・感服。どの機会でイラスト役を受け取りますか?
情報早っ!!びっくりです。そんな情報どこから見つけてくるんですか!というか今まさに締め切りを終えたところです。有難い事に、ピクシブ年鑑という本に作品を載せて頂いた事があるのですが、それを見て知って頂いたようですね。
モノクロのイラストは貴方に対して、色が使えず、新しい挑戦でしょう。
作業工程としては、カラーもモノクロもあまり変わらないのです。色彩に気をまわさなくていい分、若干楽ですが。むしろモノクロの方が性に合ってるみたいです。カラーで描いている時も、気がつくと彩度低めになってますし。今回描かせて頂いたものも、担当さんに「色、渋いですね…もうちょっと明るめにできますか?」と言われてしまい…。とにかく彩度高く!と念じながら描いたのが記憶に新しいです。
ストーリーとキャラに対して思ったこと、知らせてください。
と思って角川さんのHP見てきたらそんなかんじだった。「半熟姫」っていう響きが素敵です。ファンタジーかつ、冒険活劇的な感じなので、キャラクターをデザインするのが楽しかったです!貧乳、美乳、爆乳と三拍子揃ってますしうわなにをするやめ…!
イラスト役の感想は?
自分みたいな辺境の地まで足を運んでいただいてその上依頼を頂けるなんて、本当に光栄です。ライトノベルでの挿絵はイラストレーターとしての夢のひとつだったので、作品を私のイラストで昇華することができるよう、ばしばし精進していきたいです。
 
 

9の殺人者

これはSAIの本気だけじゃなく、頂点と同じ表現、やりますね!作るの発想を教えてください。
吸血鬼って、なんでこんなに妖美で背徳的でゴシックなイメージが強いんでしょうか?だって血ですよ、血。見る機会が怪我をした時位なので、なんとなくマイナスなイメージです。蚊やヒル、鼻血とか献血とか。それが吸血鬼にかかると、一気に凄艶で悲劇的な象徴として染め上げられてしまう。やっぱりあれですかね、血を吸われる側には性的快感が発生するっていう話からですかね。この設定考えた人天才ですね。というわけで、「無垢な女性で、でもどこか色気があるとなお良し」というイメージを頂きまして、「可愛いのに格好良い」とか「綺麗なのに悲しい」とか、相反しそうでしない、そういう雰囲気が好きな自分にとっては、とてもど真ん中なご依頼でした。
構図の設計経緯を教えてください。
イメージは、依頼者さんから「吸血鬼で中世」というテーマを頂いたので、じゃあちょっと色調暗めに彩度落として描こう、と。真夜中に庭を散歩中って感じで描きましたが、そういうストーリー的なものは見て頂いた方それぞれに委ねてイメージして貰いたい派です。CDジャケットは横2:縦1と横に長いので、人物を頭から足まで大きく入れようとした結果です。それと、ああいう斜め視点って、見たときに独特の時間効果がありません?一瞬が引き伸ばされる様な。臨場感の引き立て役です。まあ、一番の理由はこの絵を見られた方が、モニターを前に右に首を70°傾けている姿を想像すると私が面白いからという娯楽の為で…ごめんなさい嘘です。
特に困難なことがありますか?
やはり背景ですね…。こうやって描いていくうちに苦手意識を払拭できたりするんでしょうか。植物系は何も考えなくても描けるのに、人工物となるとてんで駄目になります。多分、「建物」っていう存在の合理的な構造とか仕組みとかを理解して無いせいかなーと思います。
作品のご感想、ぜひ知らせてください!
リス可愛いっていう言葉を頂いたんですが、実は食事用です。ぎゃあ。最初は入ってなかったんですが、ラフをお渡ししたときに、「食事用として、リスとかウサギとかいるといいよね、もちろん使用前で」と言うようなメールを頂いて。そういえば動物の血もいけるんですよね。なんだか吸血鬼と言うと「人の生き血」というイメージが強かったので目から鱗が落ちました。…でもやっぱり自分が飲む側だったら人の血がいいなあ。動物の血ってあんまり飲む気しませんよね。何故か。生物はもっと描いていきたいです。画面もいい具合に埋まるし、ひとつ新しい要素が入って絵に説得力がプラスされますよね。自分の作品って、自分では評価しがたいですね。描いてる過程からずっと見てきているので、「え…これ、良いのだろうか?…」ってなってしまいます。だからあんなに反響を頂けるとは思っていませんでした。有難いことです。
 

知恵

仕事中のリラックス法がありますか?
基本的に絵を描いているときって緊張していると同時にリラックスしていると思うのですが。強いて言えば料理を作る事かな。良い気分転換になります。
絵を描く際、特に気をつけていることを教えてください。
できるだけ彩度が高いもの低いもの、明度が高いもの低いものを使うようには心がけています。それだけ情報量が増え、表現できる幅が広がる気がして。密度も詰まるような気がします。反対に色調に関しては、どうしても同系色で纏めてしまいがちになるので、色々な彩を使うようには気をつけています。あと、全体的にはシルエットですね。キャラデザする時もそうですが、人物のシルエットが綺麗だと、それだけで絵が締まると勝手に思ってます。
スランプの時はどうやって抜け出しますか?
描けなくなった時は描きません。他の絵を描いたりピアノ弾いたりしてるうちに、その内やる気が襲ってくるのでそれまで待ちます。するといい具合に脳みそが切り替わっています。
仕事や勉強以外のとき、どうやって時間を作って、描く事にしますか?
考え方としては逆ですね。絵を描く時間以外の空いたところに、仕事その他諸々を持ってくる感じです。
豊富なイメージは貴方の強い点。これに対して、感想を教えてください。
細々と物を描くのが好きなんです。200%くらい拡大しないと分かんねーよ!っていうところとか。Pixivに投稿するときは大体サイズを1/2にしてしまっているので、絶対分からないですね。でもそういう一見分からないところっていうのが好きだったりします。見えぬものこそ。…違うか。
どの方法で作品の「イメージ」、及び「通じて伝えたいメッセージ」を読者に伝えますか?
これを伝えてやるぞ!というのは、特に強く持って描いているわけではありません。その作品に対して描きこんでいけば、自然と滲み出てくるものだと思っています。
「描けたくないけど、仕事や他の原因で描けねばならない」、このような経験がありますか?
絵を描いていないと爆発してしまうので、特に苦痛と感じたことはありませんが、一日一枚とか、早いペースで仕上げていかないといけないっていうのは苦痛ですね。一枚の絵に物語性を持たせたい派なので、その為には一枚一枚時間をかけたいです、やっぱり。
どんなふうに芸術の感受性を身に着けますか?
お金は全て写真集、画集、資料へ直行です。まあ実際に役立っているかというとそうでもないような…唯の収集癖かもしれません。あと、どこへでも出かける時はデジカメ持参です。少しでもいいなと思うものがあれば撮ってます。とにかく日々の世界の全てがインスピレーションの源だと思います。
描く原則はなんですか?
自分がその絵のキャラ、もしくはその絵自体を好きになる、ことでしょうか。それがあれば後ろにいろいろ付いてくると思います。
もし依頼要求が原則に損害するなら、対応は如何でしょう?
原則…は特に無いですが。えろいのとかグロいのとかも普通にいけますし。描いたことありませんけどなんでも挑戦してみたいです。あ、でもやっぱりイメージ大事ですもんね。…えーと、ケースバイケースってことで。

世間話

作業環境、皆に見せてくれませんか。
別に何も無いです。一番安価のペンタブがあるだけです。作家さんみたいに外でも創作できるように、ペンタブと一体化したノートPC誰か作ってくれないだろうか。
キングスライム発見!なぜ卓の上にこのような方がありますか?
ドラクエ派ではなくFF派なんですが、一目見て気に入ってしまいました。こういうの好きなんです。和みパーツです。
左の電子辞典で「水銀灯」!?
あーこれは、作業環境で映っているキャラクターが、ローゼンメイデンという作品の水銀燈というキャラクターだからです。あまりに机の上に何もなかったので置いてみました…。辞典は知識の宝庫なので大好きです。眺めているだけで一日過ごせます。
簡単に自己紹介してませんか。
趣味はピアノ・ウィンドサーフィン・読書・空手の菜食主義者です。図書館で暮らしたいです。同人・商業と絵を描かせて頂いてます。ハイ・ファンタジーが大好物です。
興味はピアノね。この理由で素敵な芸術性を身に付けるでしょうか。
6歳の頃から6~7年間教室に通っていましたが、その頃は全く家で練習とかしませんでしたし、そんな熱心でもなかったです。最近はまり始めて、アニメソングとかゲームの曲の楽譜をHP等で個人的に公開していらっしゃる方がおりますので、そういうのとか、ネット上に無いものは自分で採譜して弾いたりしてます。歌うのも好きなので、なんと自家製ひとりカラオケの出来上がりです。あ、勿論クラシックも大好きですよーと、とって付けたように今更フォローしてみる。飛行機乗るときは迷わずクラシックチャンネルです。家に電子ピアノしかないので、ちゃんとしたピアノが欲しいです…
ここの「空手」は…?
空手とは日本の格闘技です。イメージとしては、柔道と似たところがあるでしょうか。運動大事ですよね。絵を描く生活をしていると、どうしても出不精になってしまいがちです。
絵師の上に空手の達人?
ギャップ萌え、イケる口ですか。あ、いえいえ、達人なんて滅相も無い!「極真流」というバリバリ実践型の流派なのですが、昇級試験の時の対人試合とかは憂鬱でした。人となにかしらを争うのって性に合ってないんです。スポーツでも芸術でも。だから試験の時は、基礎的な体力を見るために行う腹筋とかを全力でやってました。完璧にやる気を注ぐ方向を間違えてますね。なので、”空手”というのは私の場合、精神鍛錬的な意味です。
なぜ図書館で暮らしたいの?
例えば小説で10冊くらい続いて出てるとするじゃないですか。ソファに座って横に10冊積んで、一巻から読んでいくときの、「ああ、まだこんなに続きが読める」って思う時って、最上級の幸福だと思うんですよ。つまるところ本が大好きだからです。絵を描くときにも資料として重宝しますし。以前、都市部の大きな図書館に行ったことがあるのですが、その時に「ここで一生暮らせる」って思って。なので、家の近くに大きな図書館が無いのが泣き所です。
苦手属性はBL?普通ならBLは嫌いじゃないでしょう…これは偏見かもしれないけど。この点に対して説明してくれませんか?
あ、別にBLは嫌いじゃないですよ。カミングアウトしますがむしろ好きですよ?基本的に何でも食べるので、ジャンルで締め出すことはしません。…と言いつつ、唯一駄目なのが「商業BLの右」。好きな方ごめんなさい。商業で出ているBLの本って、いわゆる「受け」と呼ばれる人がなよなよしいというか…おしなべて女の子みたいなんですよ、見た目も性格も。そう、所謂”耽美”と言われるものが苦手なんです。美化されすぎてて。別に読み物としてなら普通に読めますが、それなりにR-18展開でもこれが笑える程に萌えなくてもうどうしようもない。あれ、なんだか生生しい話になって来たのでこの辺で止めときます。
萌える属性は「不憫と腹黒」だと!?
えっ、ここでまさかのM属性発覚ですか?先の質問でもそうでしたが、なんだか自分の性癖を暴露するのって恥ずかしい…。なにこのいたたまれなさ。これを読んでいる奇特な貴方、絵とは全く関係ないので飛ばしてどうぞ(笑)。えーとまず不憫な人は、「他人に理解されなさ」が個人的に萌ポイントです。だからひとりな人とか好きです。一匹狼的な。腹黒い人は、見るからに「こいつドSだ!」って人を見るとどん底に突き墜としてやりたくなっ…うん、やっぱりこの辺で止めときます。
草食の理由はなに?まさか「肉食女子になれたくない」じゃないでしょうね。
おそらく大多数の方は同じ価値観を共有できないのではと思うので…かるーく読み流してください。小さい頃から、自分の中でこの地球上の生命は全て等しく重さを持ってまして。つまるところ人間の、私一人の命と、虫一匹の命は等価なんですね。そう例えば、殺人等のニュースを見ても、何故そんなに騒ぎ立てるのか訳が分かりませんでした。毎日、家族や友人の手によって、目の前で引き起こされてましたから。生き物を食べること自体を否定するわけではなく、意味なく戯れに命を奪われたり、食べられる為だけに生まれ生まされ、育てられ、殺されるという現状に耐えられないだけです。…と、なんだか重い話になってしまいました。こういうのも手伝って、ますます引きこもりに拍車が…!
一番好きなキャラは誰?
うーん。難しいですね。そんなに作品を知っているわけではないのですが。基本的に世界を斜めに見てるこまっしゃくれた奴が好きです。
どの絵師様が一番多い影響を与えましたか?
イラストレーターではキム・ヒョンテさん、漫画家では大暮維人さん。キム・ヒョンテさんは初めて画集を買った方です。韓国で絵を描かれる方って、何故か概ね方向性が似ているんですが、その塗りの感じが好みです。大暮維人さんは、人物の躰の表現や構図がいつも「おおっ」てなります。目指してます。
パーソナルタグ「オリジナル」に関して、貴方の作品はオリジナルばっかり、原因はなんですか?
服をデザインするのが好きなもので。いつか絶対、オリジナルの子達を一枚の作品に集めて描いてやるって思ってます。
他のパーソナルタグ「ファンタジー」「擬人化」「武器」「褐色」、ちょっと説明してくれませんか?
基本的に好きなものを登録しただけなので、役立っているかどうか分かりませんが。

『ファンタジー』
最初にも申し上げたとおり、ハイ・ファンタジーが大好物なもので。RPGが大好きなので、ゲーム好きから来てるんだと思います。ライトノベルとかでも、現実世界を舞台にしたものより、作者さんが独自に作った世界観の緻密に編みこまれたものの方が基本的に好きです。

『擬人化』
オリジナルでキャラクターを作るときに、特長とか、設定の基盤も既に出来ているし、デザインしやすいですよね。まあそれは作るときの唯の利点ですが。それとはまったく別の次元で、なんでだろう…萌えますね、擬人化って。まじめに考察すると、日本の森羅万象に魂が宿るっていう八百万の神の考えから来てるのかなとふと思った。

『武器』
ドレスに裸足の武器持った女の子って最強だと思います。銃でも剣でも弓でもナックルダスターでも。あの無骨な感じと華奢な体のアンバランスさが黄金比です。武器とか鎧とかのデザインも。

『褐色』
抜けるように白い肌も良いですが、単純に褐色の肌が大好き。おいしそうで。白い服着てるともっと好きです。黒い肌に白い服のコントラストがたまらんです。私の住んでいるところは神戸なので、旧外国人居留地の方とか行くと、ラテン系の黒い肌にウェーブのかかった黒い長髪、肩を出した純白のシャツを着たいろっぺー女の人が歩いたりしていて、最高に目の保養です。そのときの私はとてもキラキラしていると思います。よだれで。
作品「descant lab.」のタグ「クリックで妊娠」の意味はいったい…?
「視線で妊娠させる」という言葉がありまして…。あれは多分、クリックすると原寸で表示されてキャラクターの顔がぐぐっと大きくなるので、サムネでは圧縮されていた分、目線がかち合うんですよね。それでどきっとしてしまう、そういう意味だと思います、多分。
作品「27756回目」、普段と違って、素敵な色使いですね。
これは「空ろの箱と零のマリア」というライトノベルがイメージです。教室には誰もいない、僕と君の二人だけっていうイメージです。あんまり書くと小説のネタバレになっちゃうので。絵の感想としては、個人的にはあまり気に入って無いです。最初に提出したものがあったんですが、ダメ出しされてしまいまして(笑)。

最後

これから自分のサークルを創って、同人誌を発行しますか?
そういえば、そう言う事は考えたこと無いです。当分はご依頼を受けて描く、というスタンスでいくと思います。趣味で描いた絵は全部ピクシブに上げちゃいますし。まあでも考えてみたら、自分で一冊本を作る、というのも面白いかも、と今ちょっと思いました。機会があったらやってみてもいいですね。
野望を教えてください。
折角本名なので、自分の事を知っている人に「あれ、鵜飼沙樹ってあの鵜飼沙樹?」なんてどこかで名前を見かけてもらえる位になることです。
最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
ここまで読んで下さって有難うございました!このページが何かお役に立てれば良いのですが。皆さんも創作活動頑張って下さい。そして私に萌えを提供して下さい(笑)
鵜飼沙樹様お疲れ様です。ありがとうございました。