二人があの事件のあとどんな動きをするのか自分なりに気になって考えた結果です。あのあと頻繁に会っていたのか、それとも会えずに気持ちが募っていくのか、と。今作は後者を描かせていただきました。ギャリーにはいい加減な大人であってほしくないし、イヴはいつまでも子供であってほしくないという思いがあったので、『５年後～』から『10年後～』で、イヴは気持ちが大人に、ギャリーは変わらず真摯な気持ちでいてくれる　ということを表現したかったんです。

大筋の流れとしては、とにかく二人がお互いの気持ちをぶつけるシーンが描きたかったので、展開はそこをメインに流れていくように考えました。

とにかく難産でした！(笑)二人の年齢差もあってか、少し間違えればギャリーがただの変態になってしまうので、いかにそこをギャリーの持ち前の明るさと性格でフォローするか、でした。結果的に、ギャリーはかなり子供っぽくなってしまったのですが、これはこれでいいことにします(笑)