Aoin
蒼よりアオイン
介紹
Aoin様は台湾からの絵師さん。公表作品はまだ少ないが、どれでも普通より遙に超えるレベルがあります。柔らかく色使いの絵柄とか、巧みな鎧描写とか、見事のポーズとか、Aoin様が器用に考えて、上出来で描けました。もう一つ、Aoin様の絵ははいつでも詳しく説明が付けます、背景だったり、設定だったり。こうであれば、作品はもはや絵だけじゃなく、小さな物語妖精です。読者に幻想の世界に誘って、見事なイメージに見せます。これがAoin様の絵なんです。
ちなみに、普通なら中国語でインタビューしますが、Aoin様は最初から日本語を使って、このインタビュー完成しました。確かにこっちでお願いしましたが、わがまま要求を同意して、日本語でこんな立派な知恵を示す、感服です。これ以外、積極的に私たちに連絡して、「どうやって読者に満足させる回答を作るでしょう」、相談しておりました。お蔭さまで、様々の面白い質問を放棄し、最初からまったく違った回答方向もある(笑)。これだからこそ、良い知恵を示しております。疲れだが、大満足なんです。これこそ私たち望むインタビューなんです。ここでAoin様に感謝しなければなりません。ありがとうね。
インタビュー
2011/5/6
イントロ
まず読者に挨拶しよう。
こんちは、アオインです。趣味一筋で絵描きを始めましたが、気のまま自由に描きまくっている人です。ほそぼそイラストレーター関連の依頼を受けていますが、基本的に気まぐれでマイペースでやっています。
ニックネーム「Aoin」と「蒼印絵陸」、意味と由来を教えてください。
本来、公的な場合は蒼印初で名乗っています。Aoinはそのの略称。初というのは「初心忘るべからず」自分自身につけた戒めみたいなものです。絵陸は友人がつけたあだ名、混ぜてアオインエリクとなりますが、こっちもあまり使わない名前です。スペルが似ているため、よく「アイオン」というオンラインゲームと勘違いされる名なので、少々困るのですが、最近段々慣れてきてそんなに気にしていませんw
一番好きなキャラは誰ですか?
いろいろのキャラを気にしていますが、あえて言うのなら、特に女性騎士に弱いです。真っ先に思いづいたキャラはファイナルファンタジータクティクスアグリアス・オークスです。彼女の強さと生真面目で正義感が強くの所に惚れる人も少なくないと思います。普段は決して他人の前で自分の弱さを見せない振る舞いをしているが、ヘルプメッセージを開けてる間だけに女性らしい一面をのぞかせる、その台詞もまた考えさせられる。そんなの彼女、が私が好きです。というよりしっかりしている騎士そのものが好きです。カッコ良くて、強くて、自分の信念がどんなことがあっても揺らがない、大切のものを護り切るひと、私はなりたいです。
大好きな絵師様はどなたですか?
難問ですね。大勢いますが、自分の中ではいろんな分野があります。例えば技術的ではキム・ヒョンテ氏とか雰囲気的には椎名優氏などと。でも一番尊敬する絵師さんは吉田明彦氏です。あんまり目覚ましいカラーを使わない代わりに、西洋絵画の様な落ち着いた雰囲気があります。またデザインと関する技術も達しているようで、特に鎧をデザインするときにはパーツだけでなく「鎧が鎧として機能しているか」を意識し、関節部分の事まで考えてデザインするなどのこだわりを持っています。彼の魅力を見せ尽くせる画集を未だに出していないこと、私にとって深い惜しみです。
Pixivに一番気にいた方はどなた?
これもまた難問ですね…つーかこんなの選ばせて泣く気がなってきましたヨォ!一人しか選べないというのなら、foo*さんの気がします。外では碧 風羽で名乗っているようです。イラストレーターをつとめてる人物です。ライトノベルからオンラインゲームのキャラクターデザインまで手を施しているようです。はっきり言うと、一目惚れです。崇めても言えます。美しく上品な色使い、嫌らしいにならない色っぽいさ、いつ見ても飽きない構図。そんな風の絵を描けるようになりたいです。時々仕事始める前に、少なくならずも彼女の絵を意識しています。
HPやpixivに貴方の画像はどなたですか、紹介してくれない?
前に話していたファイナルファンタジータクティクスのアグリアス・オークスです。劇中の立場はルザリア聖近衛騎士団に所属し、オヴェリア王女の護衛を勤めています。騎士であるため基本的に性格は堅いものけど、正義感と忠誠心に溢れる人物です。私の知ってる限り、彼女のファンは少なくならずいます。ゲームシステム自体も影響だろうか、主人公パーティ入れる以降出番が少なくなりますが、プレイヤー次第彼女は最後まで活躍してくれます。
なんのきっかけで描く事を目指しますか?
小さいの頃、姉がよくノートの上にラクガキをした。それをみるみるうち、自分も真似をはじめ、ノートを買ってひたすらラクガキを描く。最初はただの暇つぶししかおもわないのですが、描けば描くほど興味がわいてきて、やがて趣味となりました。姉が実は小説好きのこと、大分後で気づいたんです。でもその陰で自分は絵描きの領域に足を踏みました。そして中学の時、同じ絵描きが好きの友人が知り合いました。その時からお互いもっと精進することを目指したんです。私はいつも彼女から厳しい批判を受けていて、何度も口論がありました。別に相手を罵倒するつもりはないことで、逆に自分の腕をうぬぼれるなだと道を示されていて、私は感謝をしています。それ故に私は彼女に見直されてもらいたいと、努力を決意しました。今でもたまに彼女の世話をなっています。
友や親戚は絵師の貴方のことに対して、彼らの見解は?
友は好意的で支持してくれます、時々相談に乗ってくれるし、大いなる助力もなります。それが友人の大半は同じ絵描く人も原因でしょう。両親ではこの仕事の価値が理解しています、賛成はしない反対もしない立場。本当なら正式な就職してほしいといつも言われてます、助けを求めると断る事なく力を貸してくれる、いつも陰で支えてくれます。それに対して私は非常に感謝しています。
絵の作る手続き
ラフからはじめます。深く考えせず、全体のイメージを掴もうとひたすら線を引きまくります。画面が乱れすぎると感じったら軽く消しゴムで拭いて、出来るだけ感覚を残させてまま線を引き続けます。
ある程度イメージを掴んだらそのまま色着きに入ります。下書きは最後に消すか隠すから、ぺん入れなど必要ありません。モノの形と位置を特定できるだけの下書きでも十分、それ以外特に拘らなくでもおkです。
まず全体から一つずつパーツのように分けます。レイヤーを分けないのはレイヤー数を増えると重くなる、作業も進めにくくなります。失敗の恐れかあり、心許ない時はもちろん保険の目的でレイヤーを使うが無難です。一気に一つのパーツを描き込むか、全体のバランスを維持しつづ多数のパーツを一緒に描くか、状況を応じてどっちのやり方を選びます、背景なしのこの場合は前者の方が適切だと思います。
個人の慣習に寄りますが、顔が髪などついてからランダム気味が強いと思うんで、後回しします。他のハーツを片付けてから髪をやると思う存分自由に描けます。顔と髪も違うパーツで分けて顔が先に済ませてもいけます。
最後はアクセサリーです。この場では武器です。構図では左足に重ねますが、ここはいったん別のレイヤーにしておきます。レイヤー分けないそのまま描くのも結構ですが、左足の所に分断されてしまい、武器の機構や位置がずれてしまう恐れがあるので、一つパーツとして描く方が良いと思います。完成すると、左足を重ねてる部分を消して足を表に出せます。
これで完成です。
技術
描く技術はどこで勉強しましたか?
ほとんど独学です。商業設計学系出身だからで絵がうまくなる関係があるじゃないかという勘違いされやすいかもしれません。実際、学校とは全然関係がありませんでした。アニメーション作ったことはありましたが、それは3Dアニメーションなので、ポリゴン弄ったばかりなので、絵を描く機会は殆どなかったのです。確かに漫画やイラストを描けるように習いたいと期待はあって学校を選んでました、そもそも今まで入学した学校にそういう技術を関連する学科はまったくありません。今ではアニメイラストや漫画専門の塾が存在しますが、そちらも一度行ったことありません。本格にそれらしいものを接触する時期は大学の部活です。友人の紹介を通じて漫画研習部に入り、そこで習いました。でも描ける人より、漫画を読む人がずっと多い部活でして、結局同じ趣味の仲間と意見交換ぐらいしかなかったのです。そして部長を就任した先輩はかなりの画力の持ち主、部員養成から同人活動まで彼女一人で纏まっています。あまりにも驚くの働きぶりで、部員の間で彼女のこと女王様を称していました。彼女の就任以来、部員がどんどん増えてきました。私が同人活動を始められるも彼女のお陰です。ちなみに彼女今はイラストレーターをやっています。
PhotoshopとPainterを使いますね。彼らを選ぶの理由はなんですか?
むかしデジタルで絵を描かせるソフト自体が少ないですからね、専用のペイントソフトはともかく、お絵描きチャットもあまりない時代です。最初からはフォトインパクトを使っていました。もともと絵を描くためのソフトじゃないから、ツールも簡素で使い勝手は結構悪いです。その後クラスメイトからフォトショップを貰ってきて、そのまま使ってた。ペインターに乗り換えるのが結構後のことです、それもSAIが生まれる前です。一度SAIを使ってみたいのですが、その時は既にペインターを慣れて、何よりいまでもMacに対応していない理由で断念しました。
一つ作品はどのくらいの時間で仕上げていますか?
作品の内容にも寄りますが、速い時に三日、遅いときは一枚一ヶ月くらい掛かるもあり得ます。だいたい悠長な気分でやっているので、どれくらい完成できるのか気にしていません。そのわりに作業の途中によく他のことに気をそらして、ゲームをするとか、ニコニコを見るとか、どこかで油を売ってるのか、所要時間を延ばせた主因です。自分では「一枚イラスト描けば、それをかかる時間は普通のRPGを普通の速度でクリアできる」そう揶揄しています。
描いていて、楽しいと思うところはどのあたりですか?
もともと趣味として描き続けてきた私に言わせば、全部楽しいです。最初から最後までと。そうしないといつか燃え尽きるの心配もありますし、どうせ好きなことだし気楽にやりたいのも大事だと私は思います。それだけでは答えにならないからもっと具体的いっておけば、いいアイデア思い付いたとき、調子良くて順調に描けるとき、完成直前の仕上げするときです。特に留まることなくチャクチャク描き進んでるところが心地よいです。ゲームの話で例えば、一番好きなイベントを入る頃、テンションが盛り上がるのような感じです。完成直前がうれしい気分は説明しなくてもわかりやすいと思います、まさにその達成感です。かかる時間が長くほど、その達成感が強くなります。一人の子を立派に育て上がったような喜びなんて大げさかと、でもそれに負けないの気分です。
大変なところは?
どう描けばいいのかを思い付かない時もしく色使いや構図を気に入らない時です。同じ所何度も描き直すと焦る、さらにこの状態を続けるとイライラになってひたすら手だけ動く。最悪の場合はゼロからやり直し。ラクガキならまだいい、いったんリラックスして再挑戦すれば大体落ち着けます。でも仕事や依頼の最中でこんな状態になると非常に緊張になり、パニックになるのもあります。特にしめきりや納期が近づいてる依頼を作業進んでるときこんなのなりやすいです。
立派な背景を作れるのに、最近背景なしの作品がますます多くなるみたいね。何故でしょうか?
単なる予定の使い方が違うだけです。白背景のように見える作品はその後何かをつけるか、他のものを組み合わせるのが殆どです。応用性は背景付きの絵より高くて使いやすいです。設計にもよりますが、べつに風景か建造物とか描き込ませたものしか背景にならないと思います。もちろんただそのキャラを描きたいのラクガキなら話は別ですが。それに背景を描くと確実に膨大の時間を持って行かれる、難易度も跳ね上がるせいでストレスたまりやすい。特に必要ない場合では背景は描きません。
自分の絵柄に関しての見解を知らせてください。
今まで何回も変わってきましたね。私は他人からの影響を受けやすいだから、凄いものをみたらすーぐ真似したくなる。どういう風格を確立するべきなのか、一時に迷走しました。しかしそう言いながら、今の絵柄も満足とは思えません、これからもまた変えるんでしょうね。
色使いは柔らかいなんですね。低い彩度だから穏やかなイメージを作れるでしょうね。
よく見ると確かに黒または重いの色使ったばかりですね、明るいの色自体が苦手というほどかもしれません。それは心の中にアニメ塗りと区別するための行動と考えています。暗く過ぎの声もあるから、最近よくフォトショップを頼って色味の調整しています。
これからどの技法を挑戦したいか?
厚塗を続けようと思ってます、というよりまだ探り続けると言い換えます。別にアニメ塗りは嫌い訳ではないです、時々そういう風に描くのも楽しいし、二つの描き方を組み合わせて一緒に使っても面白いだと思います。欲張りものなのでいろんなものも試したい。例えば、鮮やかにも目を回らない落ち着く色使いとか、空気感を満たせる光影とか、消しゴムを頼らず一枚の作品を完成させるなどなど。でも一番かわりたいのは構図です。今までは特定の角度や平面的な構図ばかり描けたので、さすがにこれはまずいじゃないかと感じました。もっと躍動感がある構図を描けるようにしたい、もっと面白い世界観を広がれる絵を描きたい。他にも動物や風景、建造物などに力を注ぎたい。女の子描きばかりでは一人前の絵師にはなれないこと、ごく最近に知らせたのです。
ケーキ屋
今までに描かれてきた作品の中で、一番気に入っている作品はどれですか?
「ケーキ屋」です。Pixiv公式企画のQpixiv2フリーにエントリーしましたが、当たらなかったのようです。作業時間がかなり長いの一枚なんですが、その分楽しかったのです。まだあおくさいところがあちこちにも散在していますが、でも間違いなく、心の中に描きたいものを描けました。オリジナルキャラなんか元々他の人の目に入りにくいものだからこそ、よそ者を気にせず描けます。そういう傍若無人みたいな態度の言い方なんですが、自分の意志を背けないためにもその気が必要だと、私が思います。
結構巧く雰囲気を作りましたね。
むかしアンティーク ~西洋骨董洋菓子店~というテレビドラマがありましたね、あれが大好きです。根はシリアスの話なのに、笑うどこが満載で楽しいです。何より劇中のメイン舞台に当たる洋菓子屋が非常に気に入ってます。店のインテリアやレイアウト、設定までにまったりで神秘的な雰囲気が満ちていて素敵です。これを参考してこの一作を作りました。
中の人物、サフランさんとセージさんとラベンダーさんのこと、紹介してくれませんか。
設定があったが、あまり完備とは言い難い大雑把なものです。メインキャラすべて社会から外されてる人々。普段はケーキ屋を経営していながら、裏で暗殺、盗み、略奪など汚い仕事を請負で暮らしている。ラベンダーはそのグループのリーダーに当たる人物、優柔不断でいるがやれば出来るタイプ。サフランは最も古参のメンバー、腕は確かのもので毒舌、コーヒーマニアでもある。セージは新参者、よくサフランに振り回されている。
全員の名前はハーブの元から付けるんですね。
人の名前を考えるが非常に苦手です、ネーミングセンスほぼゼロでも言えます。そこで思ったんです、かっこいいけどわけわからんか意味不明の名を出すより、わかりやすくでよく目に触れるものを選んだ方が手っ取り早い。このシリーズの場合では、ヒーリング系に目指したものなのでキャラ全員ハーブで命名はどうかなと思い付いたんです。
構図の設計経緯は?
何となくです。いくつの見せるポイントを見せれればそれでおk。この一枚の見せるポイントは日差しとケーキ作り、後は店内のインテリアを組み合わせて雰囲気作り、出来るだけテーブルの上に広がってる光景を重視しています。
困難なことがあるの?
やっぱり構図です。もとは四人のキャラを入れるつもりだったんです。が、キッチンに注目させたいので画面左の広間とのバランスがいまいち取らない。仮に左の部分がちゃんと出せるだとしても、右への関連性が薄くなって、また左にキャラ一人だけ置かせてこと自体が変で違和感を出てしまう。いろいろ考慮したあと、4人目の登場は見送りで決定しました。
ご感想、ぜひ知らせて!
本来これを描くの目的は二つがあります。一つは台湾の「Cmaz 臺灣同人極限誌」からの依頼。旧作でもいいから数点のイラストを提供してほしいとの依頼です、でも当時は自分に納得しにもだせるイラストが足りなくて、わざわざこれを用意しました。もう一つはpixivの公式企画Qpixiv2フリーの参加。残念ながら、Qpixiv2フリーには当たられませんでした。でも楽しかった、それだけで十分だと思います。
ミライタクシテ
これがpixivに人気一番の作品です。40万の閲覧数、実に素晴らしい。
最初は個人画集うちの一枚として作るつもりなんですが、丁度公式企画のQpixiv4が開催中でして、どうせやるからエントリーしようかな、っと思い切って描いたんです。
作品のストーリー説明はいいね!ストーリーの設定経緯、知らせてください。
当時はこれを単なる一枚のイラストではなく、一つのシリーズを作る予定でした。他に何枚のイラストに通じる世界観を持つ設定を考えていますので、そのまま繋げたのです。共通のテーマは戦乱の中に敵同士てもお互い信頼と絆がどこかで結ばれてること。本来は恋人の間にふたりの約束みたいな軽く温かいもの描きたかったんですが、そこで人が危機の中に己の信念を激突して生み出す感情はもっと深い、切ない。自分は思います。
斜めな構図は読者に引きつける力がありますね。この構図の選ぶ理由は何かですか?
ヨロイ好きなわたしだから、出来れば全身まで描きたい。しかし本来の目的は個人画集で、印刷のレイアウトや編集のことも意識してなければならない。縦の構図にするとB5サイズの本に入れにくい、無理矢理入れようとクオリティが潰される懸念もある。なんなら横にすればいいではないか、と決めたのです。
タグ「薔薇に通された指輪の意味」実に意味深いです。このタグついての見解は?
読者から付けて頂いたものですね。いいところ見てるねというか、私からにもぜひ注目してほしいところです。ここがこの物語のキーポイントなので、誰かに気づいてくれるとうれしいと思います。ほかにもいくつ見せたいポイントがあります、例えば貫かれた王冠や悔しそうではなく寂びそうな表情とか。
剣の近くに王冠があります。女王さんのでしょうか。私の推理はこうです:男が王冠を打ち落とした。勝利を既に確信したので剣を下げたし、薔薇をあげましたし、去りました。これ、正解でしょうか?
ほぼ正解です。王冠が打ち落とされてることは、この国はもはや滅んでも同然。後は女王の首を手に入れ、勝利とともに戦争は終結される。しかし男はそうしなかった。バラは愛情、指輪は婚約、この二つのものを女王に託す男はこういう意味します「私は国のために任務を果たそう、けれど君との約束は破れはしない」ここの剣に貫かれた王冠と薔薇に通された指輪もそういう意味です。しかし敵将を生かして去る男は裏切り者として軍法会議を受け、処刑されるでしょう。
作る時、面倒な手順がありましたか?
はっきり言います、構図です。なかなか納得いかなくて、何回も描き直しました。色味も結構手間をかけてくれますが、構図のほどではありませんでした。普段色塗りが始めると構図がほぼ動かせない私なんですが、ここは三回以上構図を直すために塗った色を破棄しました。
さあ、40万の人気作の作る感想、知らせてください。
驚きました、まさかのデイリートップに上がれるとは非常に光栄に思います。皆様の応援、恐れながら感謝しています。しかし当時は締め切りが迫ってるため急いでるから、仕上げも焦って、正直言うとあんまり胸張ってこれが自信作とは言い難いです。今から見るとなんかもっとよく描けるはずの気がします。
知恵
描く仕事中のリラックス法がありますか?
特にないです。音楽を聴くなど地味なやり方は大体しますが…音楽がないと仕事できない言い換えるべきかもしれません。基本的に仕事するときは長時間に固まることはしない方で、個人的な理由で徹夜はまずナシ、仮に修羅場の最中だとしても。休みたい時は無理せず休むのが大事にしています。
スランプの時はどうやって抜け出しますか?
これも特にないと言えます。決していつもサクサクでやっている訳ではありません。むしろ不調はよくあります。詰まってる時はどんなイライラしても事が進まないお手上げな状況は十中八九。いけるまで粘るか、ゲームの世界に逃げ込むかどっちかです。とりあえず気分に乗るまで待つしかありません。時間の偉大さはよくわかっているつもりですw
どうやって時間を作って、絵を描きますか?
「読書は好みが忙しくてあまり読まない人は、本気の好きじゃない。本当に読書を好きな人は、どんな忙しいだとしても時間を作って本を読む。」ハリー・ポッターの著者、J・K・ローリングさんがこう言ったんです、個人的では賛同せざるおえない言葉でした。仕事依頼はあまりないの私はそこまで悩む事ではないのですが、たとえ寝る前の時間でも描ける、そう出来ています。
絵を描く際、特に気をつけていることを教えてください。
人のバランスです。それは私の弱点です、友人からの警告が何度もありました。いくら奇麗に描いたとしても、いくら派手に描いたとしても、バランスが崩れればすべては台無し、だと。
描く原則は?
見る人が心地よくなるように努力しています。非常に主観的な判断なんですが、具体的に、いやらしい、不快を覚えさせるものは触れないです。むろんグロテスクもアウト。
もし依頼要求が原則に損害するなら、対応は如何でしょう?
幸い今まではまだそのような要求があった事はありませんね。仕事だから立場は比較的に堅くて、己の原則を破れるのも仕方がないと理解していますので、納得できる程度なら我慢できると思います。もし全然ダメというのなら、そもそも依頼自体は引き受けないでしょう。すべて事前で打ち合わせるとは限らないのですが、そうならないように願っています。
なんの手法でイメージを読者に伝えますか?
絵を経由してイメージや意思の伝達など、恥ずかしいながら下手と認めます。たとえしようとしても最後はピカソの抽象絵画みたいな要領を掴めないものになってしまう。何らかの意味を伝えたい時必ず文章かキャプションが必要です。
どんなふうに感受性を身に着けますか?
高校生になる前にほんの少しの間はデッサンや水彩を弄っていましたが、それで正式な訓練を受けた訳ではないので、芸術的な感覚というまでの程度はないと思います。独自な美観を持つと自惚れてはいますが、あくまで練習を積み重ねて自然に生み出すものです。あえて言うのなら、確かにインスビレーションを維持するために、常に脳内シミュレーションようなものをやってます。
女性のセクシュアリティーを出させる奥義は一体どんなものでしょうか、教えてくださいませんか。
例えば「萌え」は一体なんなんだろうか、言葉で説明しにくいと同様ですね。物の形に対する美感も人それぞれですし。一つはっきりしてるのは私は自分の感覚を準じて進もうとしています、練習を積み重ねるとともにその感覚もますます鋭くなります。昔の先生はこう教えました、「物を知りたくば、まずは知る、そして磨く。」いわば美感も一つの技術かもしれません。
世間話
ヒーリング系に目指しています」ですか、詳しく説明しないか。
元々友人との約束なんですが、でも半分冗談のような言い方をしていて、または肝心のヒーリング自体は何なんだろうかいまいち把握していません。そもそもヒーリングを目指すより、単なるエロ絵が拒んでいるだけかもしれません。自分が認めないものを見下し、狭い考え方を必死に抱え込んでいました。その後、天野こずえさんのまんが作品「ARIA」を読んでました、感動しました。何となく、ヒーリングの本当の意味を少しでもわかったような、心境をかわり始めたんです。ただの日常に些細な出来事でも、人生を語る話になり、困難を向き合う勇気となるなど。それで思ったんです、人の情欲を沸かせ出すより人の不安と悲しみを癒すほうが素敵じゃないか。そこは自分の目標を確立させた一番大きなきっかけです。残念ながら今になってもまだそんな感覚をしっかり掴んでいません、むしろまたずれてる感じがします。いまのところこれは最大の悩みです。
おや?iMac OS Xを使いますね。どうしてですか?
別に珍しいことではないと思いますが、大した理由ではありません。これは学生時代からのなじみ。確かに前からはPCを使ってきましたが、その時はパソコンは自分の物じゃない上に、アナログやってる方が多くて、パソコンを使って絵を描いたりことがあんまり考えなかったんです。高校生の時はアニメーション学系を選んでました。授業するとき使ったパソコンは学校が提供したiMacでした。インターフェイス気に入って、使い勝手さも良い感じ、それ以来。デジタルを始めるもその頃でした。別にアップルコンピュータを馴染んでからまったくPCを触れないことではありませんが、ほぼゲーム機の役割で働かせていますw
確かに昔はアップルコンピュータはPCより美術や設計、画像編集などグラフィック関する処理能力が適してる説がありましたが、近代になるほど技術が進んで、そういう分け方はとっくになくなっています。
台湾の環境はどうなっているのか、知らせてくれないか?
悪いも良いも言えない状態だと思います。良いのは台湾もアニメやゲームに関わる産業がじょじょと成長しています、私たちの力を示せる機会が増えてきました。成功の例はまだ少ないが、少しずつ確実で進んでいます。悪いのは現時点のオリジナリティは低い、たとえば自力で開発したゲームでもどこが似たようなものが彼方此方にあります。他国からの影響が強くで仕方がないでも言えますが、でもそれは私たちがまだまだ未熟な証拠です。そしてもう一つ、台湾の絵師は普遍的に「安い」という印象が付けられています。それは絵師たちの腕が安いではなく、他人から見て私たちをしている事が安いと感じます。とくに国内ではこの現象は著しいです。
もっと台湾の絵師さん知りたい。紹介してくれない?
名は斷水狸の絵師がいます、知り合いの間ではたぬきちゃんと呼ばれています。大学の漫画研究部に知り合った仲間で、心を洗う優しい絵柄の持ち主です。ヒーリングを目指してるのになかなか出来ないな私にとって、とても羨ましいです。職業絵師になる気はなさそうですが、彼女はいま彼氏と組んで同人活動をしています。
Krenzさん。みなはKさまと称して尊敬している、凄腕な絵師です。絵に関する技術はともかく、職人の域まで上達してるうえ、商人の考えも知識も備えてる、常に自分の進路とやるべきことを正確的に掴んでいます。国内だけでなく、海外も彼を求めて多くの依頼を送っているそうです。彼からいろいろ貴重のアドバイスを貰っていて、非常に助かります。
愛称はる姨の陽春さん。ある仕事の機会で知り合った人です。比較的につき合ってる時間が短いけど、よく一緒にゲームをしたり、話を聞いてくれる友人です。穏やかの色使いと心地よいの絵柄をする逸材です、彼のファンは彼のこと陽春せんせいと称しています。今はゲーム会社のキャラクターデザインを勤めています。
本気に絵師になって、自分の職になりますでしょうか?
なれないと思います。昔は確かにゲームのキャラクターデザインになって、人気絵師の座を目指すとかそのように夢見ています。でも実際依頼を受けてから、なんか違いと感じました。現実の厳しさを感じてから諦めたつもりはないのですが、それを比べて、意のままに気楽で絵を描ける方が大事だと気づいてました。他の夢が出来た今は、仕事依頼はもはや気まぐれ程度なものです。積極的で受けていないし、ましてや他人の指示する通りなものを描き続ける、それで仮に絵師になっても意味がないと思ってます。
男性の胸は女性より難しいと言いました。何故ですか?
半分冗談のような発言だと思いますが、一見男性の胸が平面的で特に難しそうな所はないように見えます。しかし筋肉やボディラインの表現がなかなか難しい。私にとって、女性と比べて男性の胸がやや手強いを感じるが事実です。むろん、ただ男性をあまり描かないのが原因かもしれませんけど。
日本語上手いね、まさかこれも自学ですか!
ほぼ独学です。だいたいゲームやアニメのお陰で、見たり遊んだりのうちに習ったのです。その一方で文章を読むと書くには問題ないけど、誤字や漏字がひどい。しかも全然喋らない。文法を理解し切れてないし、人と対話はまず出来ません。まだまだうまいというまでもない中途半端な程度しかないと思います。
鎧の描写は強い点なんです。今まで多く鎧に関する作品を拝見しましたが、やっぱAoin様の鎧は一番ですね。
騎士というものが憧れているのせいでしょうか、ヨロイが好きです。むかしよくノートの上で鎧のデザインをやって暇つぶししていました。吉田明彦氏のように目標として、鎧が鎧として機能しているか、外観だけでなく、実用面までも気を配っていながら努力してます。
よくファンタジーのテーマに絵を描きましたね。ファンタジー大好きだから?
大好きです。どこからの影響なのかもう忘れましたが、剣と魔法の世界がとくに。気に入るゲームもほとんどそういう世界観を持つものばっかり。
オリジナルの作品は半分以上ですね。なぜですか?
思うまま、自由に、色んな、好きなものを描けるのがオリジナルの最大の魅力です。設定から考えるのも楽しいし、自我表現の欲望も含めて、創作はそういうものでしょうね。私が言わせると、既に完成してる他人のものと自分から生み出すものがきっとどこかが違う、特に一人の絵師として、そんな思いは多少にあるはずです。
作品を拝見する前に、いつも背景や設定を知らせて、イメージを分かれるのに役立ちますね。やるな。
「文が先、絵は後。物語がありこそ、画面を生み出せる。」これは一人の先輩の言葉です。説明不足すると何描いてるかよくわかりにくい、見る人との共鳴が薄くなる。オリジナルの致命傷としてなんとしても避けたいと私も賛同しています。したがってとりあえず何かの話を考える、しかし今までの作品はすべて私の作り話では限れません。例えば「リリス」と「イフリート」。どれも現実の神話や伝説に登場する有名なもの。そういう文献から参考し、自分の解釈を合わせて描くのも楽しいです。
良い人物を描けるキーポイント一つはポーズです。しゃがむ女騎士とか、無防備な女性とか、描く人物はいつでも素敵なポーズを持っておりますので、イメージも格好よくなりますね。ポーズの見解を教えてください。
あれ?私は無防備の女性など描いていませんぞ?まぁ、たしかに以前はよくグラドルの写真を参考して練習をしましたね。素材は豊富でリアル、人を正しく描けるための練習は非常にいいと思います。それにグラドル自体が見て楽しむことを目的したものだから、モデルのポーズはともかく、衣装とかファッションの参考価値も高い、そこから見習えるもの少なくないはずです。しかし頼りすぎると色んなデメリットが出てしまうので、程々に。あくまで人体の構造とか熟知するため手段の一つ、最終は資料なし自力で描けることが大事です。
一般的な人物はともかく、チビキャラも作りますね。かわいいじゃないか!
特定の作品をフォローするための役割です。最近は切ないや悲しいのテーマを描写する作品が少なくならずにある。しかし人に鬱を覚えさせるのが本望ではないため、対策としておまけのようで付けたのです。こうすると少しでも気が楽になれます、特に私自身に。
もし背景ありの作品を作れたら、この背景は必ず立派です。褒めて使わす。
ちょっと前まで私はあまり背景を描かない方でして、あるきっかけで次の一枚はメインは人じゃなくて、物にしてみよう、出来る限り力を背景に注げばどうなるのか、お試し気分でやりました。そうしたら驚くほど楽しいです、ネタを埋めたり遊んだり、気がつくともう夢中に。たとえ一つ一つの小物でも、描き込もうと物語全体の味を引き出せる。それ以来ますます背景をやり込んで一つの作品を築き上げるのが好きになってきました。
最後
絵を描く意味はなんですか?
生きる甲斐。というのは大げさかもしれませんが、それはありと思います。でも私の場合では「趣味」ひと言葉で尽きます。
絵師になって、一番うれしかったことはなに?
あなたの絵が好きです。という言葉が一番うれしいです。見ていて頂いてるだけでもう満足ですが、やっぱりこういう応援の声がなにより。落ち込んでる時、修羅場にいる時、仕事がうまくいかない時、背後が支持してくれる人がいると思えば、またやる気が沸いてくれるのです。もう一つは絵師同士の友人と一緒に頑張れること。いわゆる意地張りです。本当に勝負してる訳ではないけど、向こうが頑張ってるのに、こっちも負けていられない。
野望を教えてください。
野望と言うか、新しい趣味を見つけたい。音楽とか作曲とか、フィギュアも作りたい。別に絵描きは飽きたんじゃないけど、それ以外いろいろの技術を習いたいのです。なぜそんなこと思うの理由を聞けば、魔法も使える剣士になればカッコイイじゃない?冗談みたいなくだらない答えしか出てきませんが、本気です。少なくともどれも一筋縄でいけるものではないこと十分承知しています。
最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
絵は描けば描くほど楽しいことです、これからやるつもりの方はぜひお試しを。まだまだ未熟者ですが、これからも趣味一筋でやり遂げようと思ってます。ぜひよろしくお願い致します。
Aoin様お疲れ様です。ありがとうございました。